2020年3月29日4 分

「おはか」について。

長崎市・諫早市ペット火葬霊園

森の中のペット霊園

ペットのおはか

こんにちは!

ここ数日は雨が続いて憂鬱な日々でしたが・・・晴れましたね〜!

先ほど先週よりご予約を頂いていた飼主さんの埋葬をしてきました。

そこで思ったのですが、

今日は「おはか」「霊園」の部分についてお伝えしようと思います。

「自然葬」はペットちゃんを土(大自然)に還してあげましょう

という思想に基づいています。

これは当初からそうしたいと思っていました。

納骨堂・・・って

一般的なペット霊園としては「納骨堂」スタイルが多いです。殆どのペット霊園がそうされているように思います。この納骨堂というのは、ロッカーの棚みたいな感じですね。

こんな感じの。

この棚を年間数千円〜数万円で「借りる」というもの。

初回の費用(初年度会費?)や毎年の管理費などが必要になります。

実は、「ペットのおはか」をはじめる際に色々と考えていました。

納骨堂は、飼い主さんから本当に求められているのだろうか?と。

確かに、納骨堂は「家にご遺骨を置いておけない飼主さん」が利用されると思います。

でも、「それ」がいいのか、「その方法しかない」からか。

その方法しかないから、なら変えていきたい。

ペット霊園の業界の方から「ペット霊園の継続して得れる大きな収益だから納骨堂は造った方がいいですよ」とアドバイスをもらいました。確かに収益構造だけを考えたら火葬後も毎年定期的に、しかも棚ひとつくらいのスペースで1〜2万円が収入となるのであれば・・・。

そして、もうひとつ、少し悲しい話も聞きました。

それは、最初の1〜2年は納骨堂の管理費を収めるが、3年4年と経ってくると飼い主さんと連絡が取れなくなって最後は合同墓地に・・・という話。

携帯電話が変わってしまったり、飼主さん自身も忘れてしまっていたり、または毎年の管理費の支払いが億劫になったり、理由や事情は様々だと思いますが、このケースは非常に多いと聞きました。

これは、僕自身もそう感じます。

毎年管理費を支払い続ける・・・永遠に??

もちろん、家族同然に大事に育ててきた大切なペットということは前提です。

でも、人は「忘れる」ことができる生き物です。

どんなに愛しい存在であっても、いつまでも悲しみを引きずっていては前に進めません。

だからと言って、納骨堂に預けていた大切なペットの遺骨がどうなってもいいはずもなく、何かの事情で更新できなくなって処分されても、飼主さん自身はそのペットのことを忘れるわけはないでしょうから、何か心に引っかかってしまうのでは・・・と思います。

ご自宅で供養する、お墓に入れる、お庭に埋葬する、どんな方法でも良いかと思いますが、心にしこりが残らないようにしてほしいと思いました。

だから、「自然葬」として土に還してあげるお墓のスタイルとしました。

経済的な負担も少なく、心にしこりを残さないように。

当初はそう思っており、今もその考えは変わりません。

しかし、「ペットのおはか」を利用される飼主さんたちと触れ合う中でもう一つ違う考えも出てきました。

それは、お墓についての概念です。

お墓について

自然葬は、遺骨を土に還してあげるものですので、継続的な費用は発生しませんが「永続的にその場所(埋葬した場所)を保証」しているわけではありません。

遺骨が土に還ったのちは、また違うペットちゃんの埋葬場所として(全く同じ場所ではありませんが)使用します。

そうしなければ、運営上、土地の確保の問題が発生し自然葬の費用が高額になってしまうからです。

ただ、飼主さんによってはペットちゃんに対する愛情から心がこもったお墓を造られていることをよく目にします。

「自然葬」とわかっていながらも「お墓」の概念を大切にされたいのかも、と僕自身感じるようになりました。人間のお墓と同じように、5年、10年経ってもここにお墓がある、という。

もし、そうなのであれば、そのような想いにも応えていきたいと。

先にも述べましたが、「自然葬」がベストというつもりはありません。

家の庭に埋葬しようと、自宅で供養しようと、納骨堂に入れて永遠に費用を払い続けようと、合同墓地で供養しようと、何が良くて何が悪いではありません。

全ては飼主さんの気持ちだと思っています。

だから、僕たち「ペットのおはか」でも永続的な墓地システムをつくりたいと考えています。造成などの開発となりますので今年すぐに着手できるかどうかまだ具体的なスケジュールは決まっておりません。

イメージとしてこんな感じの。

この写真は、イメージでしかないですが、外国人墓地のような感じで。

予定地は、すでにあります。

5年で土に還してあげる「自然葬」

永続的にお墓として供養する「墓地」

火葬後の供養のシステムはこの2種類をご提供できるようにしたいと考えております。

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