2021年5月12日3 分

狂犬病の話①

長崎市・諫早市ペット火葬霊園

森の中のペット霊園

ペットのおはか

こんにちは!

里です。

本日は「狂犬病予防接種シーズン」ということで私自身も勉強してみましたので、

狂犬病のことをご紹介させていただきます。

私も実家でワンちゃんを飼ってましたので毎年春に狂犬病の予防接種に連れて行っていましたが、よく狂犬病については知っていませんでした。

ワンちゃんのためにも、そして人間のためにも、狂犬病の予防接種をしてあげてください。

(みなさん、きちんと受けていらっしゃる事と思いますが・・・)

狂犬病

狂犬病は、人がウイルスを持っている動物に咬まれることで、狂犬病ウイルスが筋肉から神経に入り、最終的にウイルスが脳まで到達して生命維持に必要な脳の中枢を破壊し、死に至る病気です。狂犬病を発症すると、動物でも人でも100%死亡するといわれています。

昭和31年までは、日本の犬にもこの病気が流行しており、狂犬病に感染した犬に咬まれて死亡した人が大勢いました。昭和32年以降は、国内での発生はありませんが世界の各地では毎年約5万人の人と、十数万以上の動物が狂犬病で死亡しています。

なお、国内で発病した狂犬病の輸入感染症例は、昭和40年にネパールで犬に咬まれ、帰国後発病し死亡した症例と、平成18年にフィリピンで犬に咬まれ、帰国後発病し、死亡した症例があります。

咬まれたことにより、傷口などから唾液中に含まれる狂犬病ウイルスにより感染します。

咬まれてから発症するまでの潜伏期間は、おおよそ1カ月から2カ月と言われており、

最初は、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感、食欲不振、悪心・嘔吐、咽頭痛、空咳といった風邪に似た症状がみられます(前駆期)。

その後、咬まれた場所の痛み、知覚異常や痙攣が起こります。その結果、液体を飲むことが出来なくなり、やがて水を見ただけで痙攣発作を起こすようになります。この症状を恐水症といいます。

また、知覚の異常が起こるため、冷たい風が少しでも皮膚に触れると痙攣発作を起こします。この症状を恐風症といいます。

このほかの症状として、高熱、麻痺、運動失調、全身痙攣が起こります(急性期)

こうした症状が現れた2日から7日後に昏睡状態(昏睡期)に陥り、やがて呼吸困難により死に至ります。

唯一の予防法が、狂犬病の予防接種をして発病を未然に防ぐことだけです。

諸外国との交流が盛んな現在、いつ狂犬病が日本に侵入するか予断を許さない状況にあります。(今はコロナもですが...)世界的に見て犬が人間への感染源になるケースが圧倒的に多く、毎年1回、犬の狂犬病の予防接種を受けておくことが、万が一この恐ろしい病気が日本に侵入したときの、流行を未然に防ぐ方法なのです。

次回、もし犬に噛まれたら・・・どうしたらいいのかブログにてお知らせ予定です🐶

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