長崎ペット火葬・ペット霊園
森の中のペット霊園
ペットのおはか
こんにちは!(^-^*)/
森の管理人です。
ペットの火葬を終えて、お見送りしていると時々こんな言葉を聞きます。
「こんな想いはしたくないから、ペットはもう飼わない」と。
本当に愛情を注いで、家族の一員として過ごしていらっしゃったんだな。とお辛い気持ちが痛いほど伝わる言葉です。
ペットを「ただ可愛い」おもちゃのような感覚で育てていれば、絶対にこう言う言葉は出てこないでしょう。
実は、僕の実家で以前ゴールデンレトリバーを飼っていました。
父が犬がとても好きで子供の頃から飼いたかったけれども、祖母が動物が苦手で飼えなかったらしく、念願で。
知人から子犬を譲り受け、6ヶ月くらいは室内で飼っていました。
とても頭の良い犬で、父が調教師並みにしつけをし、散歩時もリードをしないほど。
まあ、それは、いいのか悪いのかわかりませんが(゚_。)?
ご近所でも「有名」??になるほどのしつけぶりでした。
その犬も13歳で亡くなり、父の悲しみようはかなりのものでした。
で、その後、また犬を飼ったかと言うと、飼いませんでした。
もうあんな悲しい想いはしたくないから。と。
確かに、心情としてわからなくはないです。
飼わなければ、出会わなければ、別れも来ることはないですから。
でも・・・
やはり、その考え方はちょっと寂しいなと個人的には思います。
親、子供、夫、妻、恋人、友人・・・などなど親しい間柄の人との別れは、辛いですね。
それが可愛がっていたペットだとしても同様です。
でも、悲しいからといって「出会わなかったらよかった」とはなるのでしょうか?
悲しみも喜びも苦しみも楽しみも、全部含めて人生だと思います。
喜びや楽しみだけでもなく、悲しみや苦しみだけでもない。
僕には小学生の最愛の息子がいますが、もし、交通事故で亡くなったりしたら、しばらくは何も手につかないと思います。
深い悲しみに落ちることでしょう。
間違いなく、僕の環境で起こりうる最大の悲しみのはずです。でも、最大の悲しみを2度と味わいたくないから、もう子供はいらない、とはならない。
楽しかった思い出や、笑顔や、いろんなことを抱えて生きていくしかないです。
だから、飼い主さんの深い悲しみはよくわかりますが、「悲しい思いをしたくないから」と後ろ向きな姿勢ではなく、全てを受け入れて前へ進んでもらいたいな、と。
この子から、最高の思い出をもらったと。
そのことに後悔は1mmも残して欲しくないです。
前にも書きましたが、愛別離苦です。
ちょっと極端ですが、先日こんなニュースを見て思うところがありました。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/02/post-11689.php
自分(本人)の同意なしに、自分を産んだ両親を訴訟する。
と言うものです。
ご本人の言い分は、「苦しみに耐えながら生きている人が多すぎるし、人類が絶滅した方が地球や動物ももっと幸せになれる。苦しむ人もいなくなる」と。
まあ、かなり極端ですけどね。