「苦渋の決断」
- 森の管理者
- 2021年6月1日
- 読了時間: 2分

長崎市諫早市ペット火葬霊園
森の中のペット霊園
ペットのおはか
こんにちは、ペットのおはかの里です。
先日、火葬をさせていただいたある猫ちゃんのお話を本日はさせていただきたいと思います。
猫ちゃん自身の年齢はまだまだ若く、一般的な猫ちゃんの寿命の半分くらいでした。
けれど、
その子は、とても重い病気を患っておられました。
闘病中だったということでしたが、このまま治療を続けても・・・という状態だったと思います。
「この闘病生活がこの子にとってもとても辛く、見るに耐えない」
飼い主ご家族様は残された「時間」や「命」について葛藤し、その子のことだけを一生懸命考えられたのではないかと思います。
飼い主ご家族様や獣医の判断で、安楽死という選択をされてから、ペットのおはかをご利用されたのですが、
「もし自分の犬や猫がそうなっていたら」
そう想像しただけで、
自分の子たちが亡くなったわけでもないのに、、ポロポロと涙が出てしました。
「もっと一緒に居られたらな」
「できるのなら、離れたくない」
「だけどきつい思いはもうさせたくない」
色々と悩まれた末に、飼い主様ご家族様にとって大変辛く悲しいご決断だったことかと存じます。
飼い主の皆さまが今までずっと大切に育てられてきた大事な家族に対して、安楽死を選択されるのは本当に苦渋の選択だと思います。
病気と戦いながらでも
・もしかしたら、治るかもしれない
・ずっと病気に苦しむかもしれない
でもそんな姿を見るのだって・・・
毎日のお世話だって簡単なことじゃありません。
火葬後についてもペットちゃんを、
安楽死させてよかった、安楽死をさせなきゃよかった
など、色々な想いがまた出てくるかもしれません。
沢山の葛藤の中で選んだ決断。
決して飼い主様が楽になりたいからじゃないことは、葬儀を通して伝わります。
その飼い主様の決断が、間違っていたことではないと思います。
愛情深く、猫ちゃんのことを考えて・・・の判断だったのですから。
外国なんかでは、飼い主様がもしペットちゃんよりも先にお亡くなりになられた場合、
ペットちゃんを安楽死させ、一緒の棺に入れられるケースもあるそうです。
今回はいつもとは違い、命や選択肢について改めて考えさせられました。
私たちも今一緒に暮らしているペットちゃんのことを大切にし当たり前の毎日が幸せだったんだと、噛みしめて過ごしていきたいですね。
猫ちゃんもきっと天国で感謝している、と飼い主様に思って頂ければと思いました。