長崎市・諫早市ペット火葬霊園
森の中のペット霊園
ペットのおはか
今回は、大型犬のワンちゃんの火葬・供養をする際に注意することをブログに書いていきたいと思います。
昨今のペット事情では、小型犬(室内飼い)のワンちゃんの割合が多いようです。
亡くなって火葬となった際、やはり小型犬のワンちゃんとは少し異なることがあります。
大型犬を飼っている飼い主様に、もしもの時の参考にしていただければと思います。
大型犬の火葬自体が引き受けできないペット霊園も少なくありません。
火葬炉の容量にも左右されます。
「ペットのおはか」では、目安として体重70Kgの大型動物まで火葬が可能となっております。
亡くなった時(前)のご注意点
①外飼いでワンちゃんを飼われている際の注意点です。
「犬小屋」の中で亡くなった場合、亡くなったワンちゃんを小屋から出すのはかなり大変です。死後硬直で体が硬くなって可動域がない中で、狭い入り口から引きずり出すのは、本当に大変でご遺体も損傷されます。飼い主様としてもきっと避けたいはずです。
もし、外飼いで大型犬のワンちゃんを飼われている際は、もしもの際は「犬小屋を壊す」と事前に心づもりされるか、あらかじめ、犬小屋の外で毛布などで寝床を作ってあげておくことをお勧めします。
これには以前同様の体験をしたことがあります。
その時は飼い主様がペットちゃんに何度も何度も謝りながら、固まったワンちゃんを頭から出そうとしても肩のあたりや足が引っかかり、出口から出れない為、ワンちゃんの手足の骨が折れるくらいに引っ張って犬小屋から出されていました。
②亡くなったあとは、(小型犬などのペットちゃんと同様ですが)直射日光などの当たらない出来るだけ涼しい場所に安置してあげてください。その際に、安置されている時間にも寄りますが、口とお尻から体液が流れてくることがあります。口元(頭部)とお尻を(枕のようにして)少し高くし寝かせてあげましょう。
また、体液が流れてもいいように口元とお尻に、ペットシーツのようなものを敷いてあげるとなお良いかと思います。
移動
ゴールデンレトリバーちゃんくらいのワンちゃんで25キロから30キロ以上あります。
亡くなった大型犬のワンちゃんを「運ぶ」際には、想像以上に大変です。
30キロの荷物を持つのとは違い、成人男性でも1人では運べません(運びにくい)。
シーツや毛布などに包んであげて、そのまま運ぶことになります。
また、ワンちゃんが乗るような「板」状のものがあれば、そういうものでも大丈夫です。
死後硬直で、硬くなり「足も手も」そのままの状態であることを意識した上で、お持ちの車に乗せれるか否かをお考えください。
(荷台がある車は荷台に乗せれるようにしてあげてください)
飼い主様の状況で、お運びできない場合はその旨ペット火葬をしているところにご相談されてください。当霊園ではご対応可能です。
火葬
火葬の際のご注意点です。
当霊園ではお花やご家族のお写真、ペットちゃんの好物だったものを添えて頂きます。
※ペット霊園によっては、ご遺体以外は禁止されているところもありますので事前にご確認をしてください。
大型犬のワンちゃんの場合は、火葬の時間が1時間30分くらいですが、犬種によっては2時間近くかかる場合があります。特に、人間の食べ物をあげていた場合は脂肪分の付き方が変わり、火葬炉の許容範囲を超えるほどの高温で燃え上がることがあります。
その際には一旦火葬炉の火を止めて対処しなければならなくなります。
一概に「大型犬だから火葬時間がかかる」訳ではありません。火葬を始めてからの温度の上昇具合がわかって初めて、上記の状況か否か判明します。
火葬の時間については余裕をもってお考えください。
ご遺骨
火葬が終わり、お骨上げ(拾骨)となります。
大型犬のワンちゃんの場合、小型犬や猫ちゃんと異なりご遺骨すべての箇所が大きいです。
骨壷も6寸〜7寸のものになります。
ただし、6寸や7寸であってもご遺骨そのままの形では頭部を含め骨壷に入りきれません。
(人間の場合も頭部のご遺骨を崩して骨壷に収めるのと同様です)
6寸〜7寸の骨壷を骨袋に入れると、それなりの大きさのサイズになります。
そのままご自宅(の仏壇や室内)で供養される場合は、そのサイズもあらかじめ考慮ください。
ご自宅での供養ではなく、納骨堂や自然葬や、お墓を作ってあげる際など、形見として少し持ち帰りたい場合、分骨も可能です。
決まりやルールはありませんが、主に「歯や爪」を残される飼い主さんが多いです。
遺骨カプセルや2寸などの小さめの骨壷に分骨が可能です。
この遺骨カプセルに入れるには、大きなご遺骨のかけらは入らない為、歯や爪などを収骨します。
※ご希望の場合は、お骨上げの際に「歯」「爪」を別にされる旨をお伝えください。
骨壷もカラフルなものもあります。
こういったグッズを取り扱いしている、していないは、ペット霊園によって異なりますので、火葬のご予約をされる際にお尋ねされた方がよろしいでしょう。
※「ペットのおはか」では供養グッズの販売も数多くしております。
粉骨
大型犬のワンちゃんに限ったことではありませんが、どうしても骨壷のサイズを考えるともう少しコンパクトにしたいというご要望が多くあります。
そのような場合には、「粉骨」されるのも一つの方法です。
おおよそですが、粉骨(粉状、パウダー状にする)を行うと、ご遺骨の体積的には1/5くらいになります。
ペットちゃんの粉骨を行うことによって、ただ骨壷が小さいものに入るだけでなく、ペットちゃんが生前好きだった散歩道や、遊んでいた思い出の場所、ご自宅のお庭にある木の下や、花壇などに散骨してあげやすくなります。
ご遺骨そのままが良かったり、粉骨が良かったり、飼い主様それぞれの想いで大丈夫です。
尚、粉骨処理はされていないペット霊園が殆どですので、ご希望の方は事前にご確認されてください。(ペットのおはかでは粉骨処理可能です)
以上、大型犬のワンちゃんにおける火葬の際のご注意事項でした。
特に「ご自宅から火葬場への移動」が一番ご注意して頂きたい点です。
ご遺体の引き取りが可能なペット霊園、不可能なペット霊園もあります。
通常1名で引き取りに伺っているところが2名必要になります。
大型犬のワンちゃんがもしもの際には、円滑な葬儀、供養ができるように、引き取りの希望の有無を含め、ペット霊園にお早めにご連絡されることをお勧め致します。
追記
「大型犬」と題をつけましたが、過去には「お猿さん」も火葬したことがあります。
大型動物をペットとして飼育されること自体が少ないかと思いますが、ワンちゃんや猫ちゃんの火葬だけでなく、ペットちゃんの火葬はすべてご相談ください。