ペットの火葬と引き取り後の供養・埋葬方法を考えるあなたへ
- fa-info8
- 4月14日
- 読了時間: 6分
▶︎ペットの火葬後に選ばれることのある自然葬とは？供養方法をわかりやすく解説
大切な家族の一員であるペットとのお別れは、言葉にできないほどのつらさを伴うものです。深い悲しみに包まれる中で、「きちんと送ってあげたい」「感謝を込めて見送りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。とはいえ、喪失感の中でどのように供養を進めたら良いのか迷われる飼い主様も少なくありません。
近年では、ペットの葬送方法は多様化しており、火葬を基本にしつつも、その後の供養方法として納骨・埋葬・自然葬といったさまざまな選択肢が考えられるようになってきました。それぞれの方法には異なる特徴があり、飼い主様の価値観や住環境、ペットとの思い出の在り方によって、選ばれる形もさまざまです。
こちらでは、ペットの火葬後に選ばれる供養の方法や、「引き取り供養」後に選択されることのある自然葬（※注：樹木などを墓標とする埋葬形態）の概要について、一般的な情報としてご紹介します。
▶︎ペットの火葬後、遺骨はどうする？様々な供養の形
大切なペットとのお別れを終えたあと、その遺骨をどのように供養するかは、飼い主様にとってとても大切な選択です。近年では、ライフスタイルや価値観の多様化により、ペットの供養にもさまざまなかたちが選ばれるようになっています。
供養の方法としては、ご自宅で骨壷やメモリアルグッズとともに過ごす「手元供養」、納骨施設やご自宅のお庭などに埋める「埋葬」、そして専用の場所で遺灰をまく「散骨」などが挙げられます。
どの供養方法にも特徴がありますので、ご自身の考えやペットとの思い出に寄り添った形を選ぶことが大切です。ここでは、それぞれの供養方法についての概要を簡単にご紹介します。
手元供養（自宅供養）
火葬後の遺骨をご自宅で供養する方法です。ミニ骨壺や遺骨ペンダント、メモリアルフォトスタンドなど、インテリアに馴染むアイテムも多く、ペットと共に過ごすような気持ちで向き合える供養スタイルとして選ばれています。
埋葬
ペット霊園などの許可を受けた施設に遺骨を納めて供養する方法です。ご自宅の敷地内に埋める場合は、地域の条例やルールを事前に確認して行うことが大切です。
散骨（自然葬・海洋散骨など）
遺骨をパウダー状にして、海や専用の場所などに撒く方法です。海洋散骨は許可不要ですが、地域のルールやマナーに配慮することが大切です。山林などでの散骨は、所有者の許可が必要になるケースもあります。
納骨堂
ペット霊園に設置された納骨堂に遺骨を納め、供養する方法です。施設によっては個別棚や合同棚が選べる場合もあり、希望や予算に合わせて検討できます。
合同墓
複数のペットの遺骨をひとつの墓所に納めて供養する方法です。個別のお墓を設けないため費用を抑えやすく、永代供養として対応している施設もあります。
ペットと一緒に入れるお墓
近年では、一部の霊園や寺院で、人とペットの遺骨を同じお墓に納められるタイプの墓所も登場しています。ただし、施設や宗派によって方針が異なるため、希望される場合は事前の確認が必要です。
▶︎埋葬の種類と自然葬（樹木葬）の特徴
ペットを亡くした際の供養方法には、火葬後の納骨や自然葬（樹木葬）など、さまざまな選択肢があります。一部地域では土葬が可能な場合もありますが、法律や条例により制限されているケースもあるため、事前の確認が必要です。
埋葬の種類
ペットとのお別れの後、火葬だけでなく「埋葬」という供養方法を選ばれる方もいらっしゃいます。ここでは、埋葬に関する基本的な種類と、それぞれの特徴をご紹介します。埋葬には、火葬を行わず遺体を直接土に納める「土葬」と、火葬後の遺骨を地中に納める「納骨（埋葬）」の2つの形式があります。
土葬は、遺体をそのまま土に還す供養方法で、古くから行われてきた形式です。行う際は深めの穴を掘り、遺体を自然素材（布・紙など）で包み、衛生面や腐敗・臭気・害虫対策なども考慮する必要があります。ただし、地域によっては条例により禁止されている場合もあり、たとえ私有地であっても土葬が認められないケースもあるため、事前に自治体へ確認が必要です。
納骨は、火葬後のご遺骨を地中に納める方法です。骨壺ごと埋めるケースもあれば、骨壺から取り出して布や紙に包んで納めるスタイルもあります（※施設や供養方針により異なります）。土葬に比べると準備や管理が比較的簡素であり、屋外墓所やペット霊園での埋葬形式として選ばれることが多いです。
埋葬を行う場所は、地域のルールや法律に従って、私有地または許可を受けた施設・霊園で行う必要があります。公園・河川敷・山林など公共の場や無断での埋葬は違法となり、罰則の対象になる可能性もあります。また、埋葬後の定期的な清掃・管理が求められるケースもあるため、事前に霊園や自治体、専門業者に相談することをおすすめします。
従来の埋葬方法とは異なる自然葬（樹木葬）について
近年、環境への配慮や「自然に寄り添った供養をしたい」という考え方から、ペットの供養方法として自然葬というスタイルに関心を持つ方が増えています。
自然葬とは、火葬後の遺骨を自然環境に調和したかたちで供養する方法の総称です。具体的には、海や山への散骨、樹木の下への納骨などが含まれます。なかでも「樹木葬」は、墓石の代わりに樹木を墓標とし、専用の区画や墓域に遺骨を納めて供養する形式で、ペット供養の選択肢としても注目されています。
霊園によっては、ペット専用の樹木葬区画や、人とペットが共に納骨される「共葬型」の墓所を設けているところもあります。ただし、利用条件や宗派・施設の方針により可否が異なるため、事前の確認が必要です。
▶︎自然との共生を大切にしたい方へ
自然を感じられる環境で、ペットをやさしく見送る
大切なペットとのお別れは、飼い主様にとって非常につらいものです。悲しみに包まれる中でも、感謝の気持ちを込めて「どのように供養するか」を考えることは、とても大切なプロセスといえます。近年では、火葬や納骨といった従来の方法に加えて、自然環境とのつながりを意識した「自然葬」という選択肢に関心が高まっています。
自然葬とは、火葬後のご遺骨を自然に調和するかたちで供養する方法の総称です。例えば、樹木を墓標とする「樹木葬」や、海に遺骨を撒く「海洋散骨」などが挙げられます。ペットが自然の中で静かに眠るというイメージに共感する方々から、選ばれることも増えてきました。
それぞれの方法に特徴があるため、ペットの性格や、飼い主様の想いに合わせて検討してみるのも良いかもしれません。大切なのは、心を込めて、自分らしい供養の形を見つけることです。
長崎市「ペットのおはか」：自然を感じる霊園で、心を込めたお別れを
長崎市の森の中にあるペット霊園「ペットのおはか」では、自然に囲まれた環境の中でペットの供養ができる「樹木葬」を採用しています。火葬後のご遺骨を土に納め、樹木を墓標として供養するスタイルで、自然と調和した穏やかな空間の中でペットを見送ることができます。個別火葬・一任火葬プランをご用意しており、ご希望に応じたお別れのかたちをお選びいただけます。
また、永代供養に対応しているため、後々の管理負担を軽減したい方にも安心です。「自然に寄り添った形で見送りたい」「静かな場所で想いを伝えたい」──そんな飼い主様にとって、「ペットのおはか」は、選択肢のひとつとしてご検討いただける霊園です。
